Sensing eye 332について

近年の環境意識の世界的な高まりの中で、テクノモリオカの水質計測機器シリーズの一つとして商品化されたSensing eye 332は、屋外でのTOC(全有機体炭素)計測を可能とし、河川水・湖沼水・海水・雨水・地下水等の環境水の計測を主たる目的とした可搬可能な燃焼触媒酸化式全有機体炭素計です。
思い切った小型軽量化(重さ9Kg)を図り、研究室からフィールドへの持ち出しを可能にしました。
更にタブレット端末等から操作を可能にし、ユーザビリティ向上に特化した結果、誰でもストレスなく操作できるようになり、データの入出力も簡単になりました。

主な機能・特長

■ 独自開発の高効率・高耐久性触媒で高精度の測定が可能
  • 独自開発したプラチナ触媒のナノパーティクル化により、サンプルを高効率分解及び、難分解性有機物の分解率も向上し、より高精度なTOC測定を実現しました。
  • 耐熱衝撃性に優れた支持体の開発成功により、触媒の長寿命化を実現しました。
■ 業界初の可搬可能な燃焼式TOC計
  • 重量9kgと小型軽量化に成功し、 燃焼式/NDIR方式としては世界初の可搬可能なTOC計です。
  • 研究室から現地へ持ち込めるので、河川や湖沼などで採水直後にTOCを測定することが可能です。
  • 自動車のアクセサリソケット等の電源でも駆動可能な低消費電力を実現しています。※1
  • 1台の機器を部門・拠点間で共有して使用することも可能です。

※1 自動車の電源を使用する場合は、ハイブリット車に限ります。

■ PCやタブレットからシンプル操作
  • 本体の操作・設定やデータ確認は専用アプリを使用して、PCやタブレット端末などから手軽に行えます。※2
  • ユーザビリティを重視し、操作や設定を簡素化しているので、現場での測定の際も手軽に設定・操作が可能です。

※2 Bluetooth通信機能が搭載されたPCやタブレット端末が別途必要です。

■ 構成機器のユニット化によるメンテナンスの省力化
  • 本体の各構成機器・部品をユニット化し、消耗部品の交換や点検が簡単に行える構造になっています。
  • 各ユニットは作業性の良い構造になっており、メンテナンスの省力化による費用削減が期待できます。

使用イメージ

TOCは採水してからの経時変化があることが知られており、採水後すぐに現地で測定することが重要とされています。
Sensing eye 332は、高精度で小型軽量な可搬可能な燃焼式TOC計なので、河川・湖沼・海域などのフィールドでの測定に最適なTOC計です。

測定フロー

各部ユニットおよび消耗品

ユニット名 機能・内容 消耗品 交換推奨時
サンプリングユニット サンプルを燃焼ユニットへ注入 シリンジ 2年
プランジャーチップ 1年
燃焼ユニット 750℃まで加熱した触媒でサンプル内の有機物を分解 燃焼管 6ヶ月又は2000Shots
触媒 6ヶ月又は2000Shots
目皿(焼結金属) 触媒と同時交換
冷却ユニット 高温の測定ガスを冷却 冷却ユニット 3年
ミストセパレータ 液化された水と測定ガスを分離して排水 ミストセパレーター 3年
除湿ユニット 測定ガスに含まれる水分を除湿 除湿ユニット 1年
ハロゲントラップ 測定ガスに含まれるハロゲンを除去 ハロゲントラップ 1年又は6000Shots
NDIR 特定波長の赤外線で二酸化炭素濃度を検出 NDIR 5年

※補修部品・消耗品などは不具合解消のため純正部品のご採用を推奨します。

測定データ

Sensing eye 332は、独自開発した高効率・高耐久・高精度な特性を有したナノサイズプラチナ触媒により、特に難分解性有機物の測定に優れています。

  • 測定試料: ①Sucrose(ショ糖)、②2-Propanol(イソプロパノール)
  • 検量線 :フタル酸水素カリウム(KH標準溶液0.5-7-15-20mgC/L(500μL注入)にて検量線作成
【各試料の測定結果】
【各試料の直線性】
試料名 R2 フルスケール誤差[%]
(1)Sucrose 0.9998 ±1.976
(2)2-Propanol 0.9974 ±1.087

※最小二乗法による回帰直線より、それぞれR2決定係数を算出
※フルスケール誤差:測定可能最大値 5[mgC/L]に対する精度
 (測定値[mgC/L]-理論値[mgC/L])/測定可能最大値[mgC/L]×100

製品仕様

型式 3332-A100
測定方法 燃焼触媒酸化型-非分散赤外線吸収法
測定項目 TC、TOC(NPOC)
検出範囲 0.2~20mgC/L、~2000mgC/L
燃焼温度 750℃
測定精度 F.S. ±2%
検出時間 4分
操作方式 PC又はタブレット端末(OS:Windows7以降)※3
通信方法 Bluetooth ver.2.0(Class2)
IC前処理法 シリンジ内で酸性-通気処理
試料注入量 200~2000μL(選択)
試料希釈 自動希釈機能、希釈倍率:2~10倍
ガス種 高純度空気、高純度窒素、酸素
ガス流量 100mL/min±5%
ガス供給圧 0.2MPa±5%
主要電源 AC100V±10%、50/60Hz、5A
外形寸法 W286×D323×H464.5 ㎜(突起部含まず)
重量 9㎏
周囲環境 5~40℃、結露なきこと
測定対象 河川・湖沼・海域・工場排水など

※3 製品にPC・タブレット端末などは付属しませんので、Bluetooth通信機能付きの端末を別途ご準備ください。

外形図

製品に関するお問い合わせ

■フリーダイヤル
0120-8724-01
受付時間:8:30~17:30
■E-MAIL
sales@sensingeye.jp
■ダウンロード
>カタログのダウンロードはこちらから